歴史と目的

桃太郎少年合唱団とは

 桃太郎少年合唱団は、昭和36年(1961年)に倉敷を訪れたウィーン少年合唱団の演奏を聴かれた当時の三木行治岡山県知事の提唱により、昭和37年(1962年)に青少年の健全育成と地域音楽文化向上に役立てることを目的に創設されました。
 それから半世紀、毎年秋に開催される定期演奏会をはじめ、全日本少年少女合唱祭、岡山県少年少女合唱連盟演奏会、その他さまざまな事業や式典などへ参加し、また本格的なクラシックコンサートヘの合唱参加なども経験してきました。

 創立20年目から海外での演奏や合唱団との交流が始まりました。ハワイでのホノルル少年合唱団とのジョイントコンサートを皮切りに、中国・洛陽、オーストラリア・シド二-、ヨーロッパではケルン、デュッセルドルフ、ボンなどでの演奏の機会を得ました。平成11年(1999年)8月には、世界の少年合唱団の中で初めてオーストリア・ウィーン少年合唱団との合同合宿を実現しました。


 これまでの活動実績に対して、昭和43年(1968年)三木記念助成金・昭和58年(1983年)山陽新聞奨励賞・平成6年(1994年)岡山県芸術祭賞・平成13年(2001年)サントリー地域文化賞など多くの表彰をいただいています。
 全国では多くの児童合唱団が活動していますが、「少年」合唱団は約10団体で、大変貴重な存在です。岡山で生まれ、岡山で育った桃太郎少年合唱団。地域の誇りとして、地域の人々に愛され支えられながらますます発展してまいります。